
スープラの教訓を活かし、「今度はモデルチェンジが少ないクルマが良い」と考えた。そして折しも時はスポーツカーブーム。Z32フェアレディZに始まり、R32
GT-R、FD3S RX-7、GTO、JZA70スープラ等の280馬力スポーツが各社から登場(この段階ではFD3Sは280馬力では無かったが)する中、一際私の心を引きつけるクルマがあった。国産初のオールアルミモノコック、V-TEC採用による、唯一のNA280馬力エンジン、ミッドシップレイアウトに伴うフォワードキャビンデザイン、妥協無きこだわりで作られ、あのフェラーリのプロダクションモデルに多大な影響を与えたと言われるそのクルマに夢中になった。しかし一介のサラリーマンだった私に買えるものではないと諦めていたところ、父親からの資金援助を貰える事になった。
購入を決めてディーラーを回るも、展示車はなかなか見られない。そこでたまたま通りかかったディーラーで展示車を置いてあるのを発見。そこの営業と話があって結局今はなきホンダベルノ新東京豊玉店にて購入する(今は店舗の統廃合でその店舗はなくなり、それ以前に懇意にしていた営業も転職してしまった)。
流石に国産最高峰のスポーツモデルには全てにおいて満足させられた。普通乗用車と何一つ変わらぬ使い勝手、気持ちよくリミットまで吹け上がるエンジン、非常に安定した足廻り、クイックな回頭性、それでいてカンファタブルな乗り心地。不満は唯一、オーディオのスイッチを入れると否応なしに伸びるパワーアンテナ程度なものだ。
近年は滅多に乗る機会も減って車庫の場所ふさぎになっているが手放す気にはなれない。ARIEL ATOMは気になるのだけれど・・・